赤ちゃんの皮膚はとっても薄くてデリケート!要点まとめ: 赤ちゃんの皮膚は、大人の約半分の厚さしかありません。そのデリケートな肌は、私たちの体を外界から守る「最前線」。乾燥してカサカサの状態では、そのバリア機能が十分に働かず、外部からの刺激や菌に対して無防備になってしまいます。 だからこそ、新生児期から生後36週(約9ヶ月)までは、しっかりとした保湿ケアがとても大切です。 もう少し詳しくご説明します。 赤ちゃんの爪って、驚くほど薄くて柔らかいですよね。しかも、あっという間に伸びてしまう。 実はこれ、大人の爪の半分〜2/3の厚さなのに、伸びるスピードはほぼ同じだからなんです。 皮膚も同じ。赤ちゃんの皮膚は、大人の約半分の厚さしかなく、とても繊細。 そして、この皮膚は単なる「表面の膜」ではなく、**体を守る重要な「臓器」**なんです。 臓器(Organ/オーガン)とは、ラテン語のオーガナム:道具、器具からきた言葉です。臓器とは組織の集まりでその集まりはある機能を持っていて、その機能を発揮する細胞組織の塊である。と定義つけられています。*1 そして皮膚は、細菌やウイルスから体を守り、体温を調整し、触覚などの感覚を担う、体の中で最も大きな臓器です。*2 保湿とアレルギー予防の関係 最近の研究では、赤ちゃんの皮膚にしっかりと保湿を行うことで、アトピー性皮膚炎の発症リスクを大きく下げる可能性があることが分かってきました。 日本のある研究では、新生児期から生後36週まで保湿を続けたグループは、アトピーの発症リスクが30%以上も低下。さらに、アトピーの発症が食物アレルギーのリスクにも関係していることが明らかになっています。*4 そのメカニズムも徐々に解明されつつあります。 空気中に浮遊するアレルゲン(アレルギーの原因物質)が、乾燥した皮膚から体内に入り込み、炎症性物質PEG2が皮膚内で増えることで、アレルギー反応に関わるIgE抗体の産生が促進されると考えられています。 *5 このように、皮膚からの経路でアレルギー感作が進み、実際にその食品を食べた時に重篤なアレルギー反応が起きる可能性があるのです。 保湿は、赤ちゃんを守る毎日のケア これまでは「なんとなく大事」と思っていた保湿ケアも、研究によってその大切さが科学的に裏付けられてきています。 私もこれまで、クライアントの皆さんには赤ちゃんの保湿の重要性をお伝えしてきましたが、今後はさらに正確な情報をもとに、より自信を持ってお話しできそうです。 赤ちゃんの肌を守ることは、将来の健康を守ること。 保湿は、愛情あふれる“未来への投資”です。 研究者の皆さまに、心より感謝いたします。 《参考文献》 *1 :https://www.genome.gov/genetics-glossary/Organ *2: https://my.clevelandclinic.org/health/body/10978-skin *3: Maeve M Kelleher, Suzie Cro, et al., Cochrane Database Syst Rev. 2021 Feb 5;2021(2):CD013534. doi: 10.1002/14651858.CD013534.pub2, Skin care interventions in infants for preventing eczema and food allergy *4: K. Horimukai, K. Morita, et al., Application of moisturizer to neonates prevents development of atopic dermatitis, Journal of Allergy & Clinical Immunology (11.248) Vol. 134, Issue 4, October 2014. *5: 皮膚からの抗原暴露がアレルギー発症につながるメカニズムを解明 ――食物アレルギーの予防法開発に新展開―― https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20250703-1.html 返信を残す |
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